橈骨遠位端骨折のリハビリについて [20文字以内]
2023/05/30
橈骨遠位端骨折は、手首の骨折の中でも最も頻度の高いものの一つです。この骨折によって手首や手指の動く範囲や力が低下し、日常生活に制限が出ることがありますので、リハビリテーションは非常に重要な役割を果たします。本記事では、橈骨遠位端骨折について、その後の運動について解説します。
目次
橈骨遠位端骨折とは?
橈骨遠位端骨折は、手首の骨の一つである橈骨の体から遠い部位(遠位部/橈骨は肘から手首に伸びる骨です)が折れる状態を指します。主にスポーツや転倒、交通事故などによって発生することが多く、全年齢層に見られますが、特に高齢者に多く発生します。
橈骨遠位端骨折の症状は手首の痛みや腫れ、変形、手首の可動域制限などがあります。特に高齢者の場合、骨のずれが軽度の場合でも日常生活に支障をきたすことがあるため、早期の整形外科受診による適切な治療が必要です。 治療方法には手首の骨を固定するシーネ固定や手術があります。骨折の状態や年齢により、初期の対応が保存療法か手術療法か医師と相談しながら決定されていきます。
医師の治療後、リハビリテーションによって筋力や可動域の回復を目指し、生活動作の回復も図ります。 保存・手術療法どちらを選んだ場合も早期のリハビリテーションが重要になります。患部を動かすことが出来なくても、それ以外の関節運動が悪くならないようにする必要性があるためです。
橈骨遠位端骨折は、顔を洗う・字を書く等日常生活に支障をきたす場合が多いため、医師による早期の適切な治療、その後のリハビリテーションが必要不可欠です。
くまR整体では、橈骨遠位端骨折の患者対応症例が1,000例以上のセラピストが施術を行いますので、一度是非ご相談ください。
病院でのリハビリ期限が切れた方も対応できます!!
是非、一度ご相談ください!!!
手首の動きを回復するためのリハビリテーション方法とは?
手首の動きを回復するためには、様々なリハビリテーション方法があります。
くまR整体では、一人一人の症状に合わせた適切な方法を選択し、効果的な施術を行います。
①手首の可動域を広げるために、ストレッチやマッサージを行います
②手首の血行を良くし、痛みや腫れを軽減する運動を行います
③手首の強化トレーニングを行います
④手首を使った日常生活やスポーツの実際の場面での運動を行います
⑤固定装具やテーピングを行い、動きや痛みの改善などのサポートを行います
手首の動きを回復するためには、一人で行うことが難しい場合もあります。
くまR整体では、専門の作業療法士による施術を行うことで、効果的な回復が期待できます。
一緒に、手首の症状に合わせた適切な方法を選択し、治療を行い、手首の動きを回復させましょう!!!
リハビリに必要な道具や器具は?
橈骨遠位端骨折後の、施術には道具や器具を使用しての運動も重要になります。
一般的に、セラバンドやセラプラスとペグ等、手指・手首の運動を促す道具を使いながら、運動範囲を広げつつ、筋力の回復、手指・手首運動の再学習を促します。
手指・手首の運動範囲を再獲得し自分で自由に動かせるようになるためには、根気のいる作業になりますが、くまR整体では、一つ一つ意味を説明しながら運動を行います。
是非、一緒に、以前に近い手指・手首の運動を手に入れましょう。
橈骨遠位端骨折後の骨がつく期間ともとに動かせるようになるまでの時間は?
①骨がつく期間と②元に動かせるようになるまでの時間は、その人の状況や症状によって大きく異なります。
①骨がつく期間としては、骨折時にズレが少ない方(良好な方)でも2~3ヶ月かかると言われています。
年齢は勿論の事、たばこ・お酒などの嗜好品、生活習慣によっても骨がつく期間が変わります。
年とともに骨はつきにくくなります。たばこやお酒は骨がつくことを阻害する働きがあることがわかっています。
②元に動かせるようになるまでの期間としては、私の経験では、以前と全く同じ状態で、違和感なく使えるようになったという方はほとんどいません。(子供は別ですが)
雨が降ると痛む気がする、なんだか患部が冷たい気がする。等動きに問題がなくなった後も、前記のような訴えを良く耳にします。その為、割り切りながらうまく付き合いながら、日常生活を送る方が多い印象です。
その中でも、生活上での動きを改善したり、異常知覚を軽減することは大切になると考えます。一人一人の目標に合わせた施術をくまR整体では心がけています。
運動時の注意点とは?
橈骨遠位端骨折後の運動にはいくつか注意点があります。
①保存療法を選択し、骨がついていない状態の時には、医師の安静度(行って問題のない運動の制限範囲)に従った運動が重要になります。専門的な知識・技術がない方が対応する事で骨がつかない(偽関節)等の二次的な問題も発生するため、注意が必要になります。
手術を選択した場合は、保存療法よりも早期に手首の運動を再開できるメリットがあります。この場合も医師の安静度(行って問題のない運動範囲の制限)に従っての運動が大切になります。
②運動範囲だけを拡大する、リハビリ職には注意が必要です。
もちろん元の生活に戻るためには、手首の運動範囲の拡大は欠かせませんが、感覚異常がないか、手指や前腕・肘関節の運動範囲にも気を配ってリハビリテーションを行っているかも大切になります。
また、日常生活・仕事に合わせたリハビリテーションを実施しているかも大切になります。
上記にあるように、骨折直後のリハビリテーションは非常に大事であるとともに、自己流でリハビリテーションを行うと、逆に身体を損傷してしまうこともあるので注意が必要ななります。
どの様な症状の方もそうですが、積極的にご本人様がリハビリテーションに参加することも大切になります。
また、病院でのリハビリテーション期限終了後にも、継続的に治療を受けることで、身体の回復に向けての効果も期待できます。
骨折後の運動でお困りの方は
是非、一度くまR整体にご相談ください!!!